8月の日記

ずいぶんと間が空いてしまいましたが、7日に京都芸術センターにて「演奏会 音楽百鬼夜行絵巻」が無事に終演いたしました!

 

元々は衣装やメイクで手伝う予定だったこの企画、幸運にも新曲初演の大役をいただき大変貴重な勉強をさせていただきました。

演奏したのは、清水慶彦作曲「百鬼夜行絵巻」より 童子丸随忠行習道語 です。

フルートとのデュオでほどんどが語り、数箇所出てくる歌がとても難しくリハーサルでも不安いっぱいでした。現代音楽をなめていたなぁと反省しました。音や拍子が取れなくなってしまうことは普段あまりないのですが、この作品では本当に楽譜から目が離せず、もう少し準備期間をとって再演したいです。とは言え、本番では集中してリハーサルよりも良い演奏が出来たかなと思います。

 

衣装づくりでは、ドラキュラ、豆腐小僧、貞子、白装束、鬼太郎などを6月頃から準備し始めました。普段は小物しか作らないので白装束には四苦八苦でしたが、大好きなお裁縫を満喫できました。

 

閉校になった小学校の校舎を、アートスペースとして利用している京都芸術センターの講堂を会場として使わせていただいたので、客席に教室にあった椅子や机を並べ、小道具やお化けでこわーい空間をつくりました。

小道具づくりで一番苦労したのは、集合写真の真ん中に陣取っている耳なし芳一さんです。お経を筆ペンでひたすら書きました。舞台の上でスポットまであててもらい、頑張った甲斐がありました。

ちなみに、集合写真の右から3番目がわたくしです。とても上手に化けられたので、怖かったとお客さまから感想をいただきましたが、私にとっては夢のように楽しい演奏会でした。

ご来場くださいました皆さま、関係者の皆さま、ありがとうございました!