4月の日記

ヒルトンプラザ・アトリウム・コンサート「歌と笛で奏でる和のかほり」が無事に終了いたしました!ご来場くださったお客様、関係者のみなさまに感謝の気持ちでいっぱいです。

ヒルトンホテル大阪のすぐお隣、ヒルトンプラザEASTのアトリウムには素敵な舞台と立派なピアノがあります。着物を着てのコンサート。知られざる邦人作曲家のクラシック名曲を集めました。30分の演奏を2公演。少し大変でしたが、プログラムをがらりと変えてたくさんの曲を取り上げました。


アンサンブルでは、フルートと朗読のための作品や、お気に入りの武満徹作曲「小さな空」をはじめ

深井史郎作曲の《日本の笛》に初めて挑戦しました。3曲からなる曲集の Ⅱ出船、Ⅲ矢部のやん七さんの2曲のみでしたが民謡風のどこか懐かしい曲調でフルートの音色を豊かに伝える名曲です。

ソロでは

山田耕筰:からたちの花」

中田喜直:くりやの歌、はなやぐ朝

を歌わせていただきました。ソロで歌ったのは知られざる、ではない名曲たちかもしれませんね。この3曲で一番知られていないのは「はなやぐ朝」でしょうか。「はなやぐ朝」は中田喜直さんが、日本のコロラトゥーラをつくりたい、と作曲された曲です。大好きな歌曲集「魚とオレンジ」の第1曲でピアノの旋律もとても美しいです。

とても響くアトリウムなのですが、自分の声がどこに飛んでいるのか分からず初めはやや戸惑いました。第2部で少し立ち位置を変えてみたらうまくいきました。

この日は気分が悪くなってしまい、ピアニストさまに鞄を持たせるという大失態を犯しながら会場入りしましたが、たくさんの方に支えられコンサートを終えることが出来ました。

よく見えないですが、春っぽい柄の着物に、おそろいの鍵盤柄帯。襟もおそろいの桜です。衣装にご好評頂けて嬉しかったです。