7月の日記

29日、北海道に到着し、新得町音楽祭のリハーサルをしました。新得町へは、新千歳空港からJRで1時間半ほど。緑がいっぱいの広大な新得町!面積は東京都と同じくらいあるそうです。


第1部と3部の会場は、新内(にいない)ホール。ステージに大きな窓がある素敵なホールです。もともとは廃校になった小学校で、木のぬくもりを感じました。

2部の会場は公民館の大きなホールです。両会場、なんとクーラーがないのです。いや、空調設備がなかった(;´Д`)ノ

新内ホールでは窓を開けてリハーサルでしたが、大ホールはあついあつい!雨が降ったりで北海道が珍しく暑く、役所の方が、何年(何十年?)かぶりに外の空気を取り込む換気口のようなものを回して下さいました。


音楽祭当日は、10:00~、14:00~、18:00~の3回に亘って、全く違うプログラムのコンサート。


1部はお子さま向けに、楽器体験コーナーや音楽劇など。私はオランピアの唄を振り付きで歌いました。ジブリのアニメソングは、子どもたちも一緒に歌ってくれました。


2部は中高生向けにクラシックの難曲から、NHKのテーマソングまで。ひまわりや情熱大陸など、会場が盛り上がっていたように思います。2部でなにより楽しかったのはインタビューコーナー!司会のなないろさまから色々な話題を引き出して頂いたり、中学、高校の吹奏楽部の生徒さんとお話しすることも出来ました。


3部は良く知られたクラシックの名曲などを集めました。ここまでくると体力がもう。。。ちなみに、控室には3人分それぞれベッドがありました。笑 次の部までの間に体力を回復せねば!とみんなでゴロゴロ。本当に助かりました。ベッドがあるだけでもうすごく感激だったのですが、控室の冷蔵庫にもお水やコーヒーやリポビタンDまで完備していただきました。

スタッフさんの細やかな気遣いに応えて良い演奏を!と思ったのですが、3部の1曲目、アダン:ああ、お母様聞いてちょうだい!の主題による変奏曲は、体力がついてきてくれませんでした。

これはイカン!と思って次の出番まで15分ほど、急いでドレスを脱いでベッドでふたたびゴロゴロ。これでかなり声が立ち直ってくれました。その後はトリオで支えあって、精一杯の演奏が出来たように思います。


こうして3回のがっつり!コンサートを演奏に専念して頑張れたのも、すべてスタッフさんのおかげです。”感動BOX”にはたくさんのメッセージと応援金を頂きました。私たちの方が感動を頂いて帰ってこれたように思います。

コンサート翌日は、陶芸をしたり、乗馬を眺めたりと遊びも満喫しました。

3泊お世話になったのはヨークシャーファームさん。建物の周りにはもこもこひつじさんがいっぱいです。お部屋にも毛皮マットがあったり、部屋のキーにひつじさんのチャームがついていたりとてもかわいいお宿でした。

新得町では3回のコンサートでへとへとになりましたが、すごーく幸せな経験とおいしいご飯をたくさんいただきました!一旦京都に帰り、8月半ばからはまたツアーに出発です。